コラム

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冷え対策&リラックスの養生法

コロナのことがまだまだ落ち着かないので、身近な人と話していても、

もし自分が感染したら、どれだけ周りに迷惑をかけるだろう
誰かにうつしてしまって、その人が死んだりしたら大変なことだ
罹患したとして、それが近所に知れたらどうなるんだろう
子どもが風邪で咳をしているが、周りの目が気になる
高齢の身内が、感染を怖れて過度に引きこもってしまっている

といった話題が出たりします💦
ずっと以前は考えたこともなかった、コロナに関する気持ち。
楽しくも軽やかでもないそうした思いは、身体にも影響を与えます。

自律神経の面でみると、気がかりなことについて不安やドキドキが地味に続いているのは、ゆったりリラックスできない「サバイバルモード」の交感神経優位な状態です🔥

交感神経は「戦うか逃げるか」というモードなので、身体の方も臨戦態勢に適応する形になり、戦いで怪我をしても出血が少なくて済むよう、血管がキュッと収縮しています。
血管が収縮するということは、寒い時期に体温を維持するという面では有用なのですが、末端まで血が行きわたらないということでもあり、身体の冷えにつながります。
冷えた身体は、あちこちが凝りやすかったり、内臓も冷えてしまって消化器官の不調が起きたりと、いいことがありません。

なので、リラックスの神経である副交感神経を優位にしていくこと(血管が弛緩して末端に血が巡りやすくなる)が、日常的なケアとして必要だといえます。
いろいろな方法がありますが、手軽にいつでもできるのが、
「腎臓のある部分に手を当ててあたためる」ということです🍀

腎臓は、背中と腰のあいだの辺り、肋骨の一番下のラインの辺りに、背骨を挟んで左右一対あります。
両手で包むようにその部分に手を当てて、しばらくそのままに。
手のぬくもりがじわじわと伝わっていき、腎臓がポカポカするというのをイメージしてあげて下さい黄色い花

腎臓は尿の生成という大切な役目のほか、さまざまなホルモンを分泌して体液や血圧の調整をしています。
自律神経のスイッチングと、密接にかかわっているんですね。
腎臓のすぐ上部にある副腎という小さな器官もまた、アドレナリンの分泌に関係しており、交感神経優位な時に忙しく働いてくれています。
それらの臓器に、感謝するような気持ちで手を当ててみます。

すると、副交感神経(リラックスの神経)へ切り替えていく助けになります。
身近な人に、腎臓をあたためると身体にいいんだよ~と話しながら、やってあげるのもいいですね💗
私の夫は、就寝時に腎臓付近に手を当ててあげると、いつもあっという間に寝息を立てています(笑)

東洋医学が好きな私は、寒くなってくると足裏の土踏まずのあたりや真ん中上部の「湧泉」というツボに、軽くお灸もします。
じわじわと伝わるお灸の熱が、とても心地よいんです。
最近は、煙の出ないお灸も薬局で売っているようなので、気になる方は是非~星

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