感情の波を乗りこなすヒント
月光浴をしながら、少しのあいだ瞑想していました。
自然と浮かんでくるいろんな思考を、止めようとせずにそのまま眺めていると、
「あぁ、私はこういうことに焦っているんだな…」
「〇〇について早く状況を変えたいと思っているのか」
など、一歩引いたところから見ている声が聞こえてきます。
焦りや苛立ちをすぐに流したい、という感じでもなかったので、さらにそのまま眺めていると、今度はまぶたに感じる月の光を、静かに味わっている自分に気づきます。
光にやわらかく包まれているのを、意識してよく感じてみます
私たちのこころの部屋には、生きている限りずっと、さまざまな感情や思いという客人が訪れ続けます。
それはごく自然なことですが、しんどく感じられる感情や思いが部屋に留まり続けると、消耗するものです。
では、どんなふうに対処したらいいのでしょう?
ひとつの方法は、「少し引いたところから眺めている自分」に、こころの様子を見ていてもらうこと。
そこにある感情や思いを、良い悪いとジャッジすることなく、静かにただ観察する、という感じです。
「私は、〇〇について、こんな風に感じているんだな」
「私は、〇〇さんからあの時に言われた内容が、悲しかったんだ」
「私は、自分が〇〇すべきだと思っているんだな」
そして、それらの感情や思いが、「寄り添ってほしい」と望んでいる気がした場合には、「そういう気持ちだったんだね。そのことにちゃんと気づいたよ」などの言葉を、伝えてあげます。
(寄り添いにくい、と感じる場合は、無理せず眺めるだけでOKです)
そうした姿勢を持つと、私たちは本来の自分(本質=SELF)に戻りやすくなります。
とはいえ、自分にとってトラウマになっているような出来事や、長年抱えている思いなどは、一人では見つめにくいかもしれません。
そうした時は、信頼できるセラピストさんの手を借りることも大切✨
私も、母を自殺で亡くした時は、自己ワークでは到底無理だと思ったので、敬愛する先輩セラピストさんに何度もセッションしてもらいました。
今もずっと、美容院に行くような気持ちで定期的にセッションを受けて、自分自身のケアをしています
セルフケアで大丈夫な時は、セルフケアを。しんどさが強いテーマの場合は、スペシャルケアを。
こころのケアも、自力と他力を使い分けるといいのです。
日々頑張っている皆さんが、自分らしい笑顔で過ごせますように🍀